コンピュータの利用形態の変化

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コンピュータの利用形態の変化

かつてコンピュータは、1台ずつ独立して使うのが当たり前でした。しかし現在では、ネットワークによって多くのコンピュータがつながり、情報を共有しながら動作するのが主流です。この変化は、コンピュータの使い方を大きく進化させました。

スタンドアロン

初期のコンピュータは「スタンドアロン(stand-alone)」と呼ばれる形で使われていました。これは、1台のコンピュータが他の機器とつながらず、完全に独立して動作する状態を指します。
たとえば、昔の計算専用機は、入力された数値をもとに計算を行い、その結果を出力するだけでした。他のコンピュータと通信する仕組みはなく、まさに“孤立した計算機”というイメージです。
この時代では、情報のやり取りは人の手によって行われ、データの受け渡しはフロッピーディスクなどの物理的な媒体が使われていました。

例:計算専用の機械として単体で使用

ネットワーク

やがて技術が進歩し、コンピュータ同士をケーブルや無線でつなげるようになりました。これが「ネットワーク」です。
ネットワークを通じて情報を交換する仕組みを持つコンピュータの集まりを「コンピュータネットワーク」と呼びます。

この仕組みによって、コンピュータの使い方は一気に広がりました。今では、プリンターやサーバーなどを複数の端末で共有し、場所に関係なくデータにアクセスできるようになっています。

ネットワークの利点

ネットワーク化のメリットは非常に多く、以下のような効果があります。

1. ハードウェアの共有

  • 例:複数のPCから1台のプリンターを利用

2. ソフトウェア・データの共有

  • 例:サーバのファイルを複数PCで同時に利用

3. 距離を超えた利用

  • 例:大阪支店のPCから東京本社サーバにアクセス

4. インターネットによる活用

  • 世界中のWebサイト閲覧
  • メール送受信 → 世界中の人とつながる

ネットワークの種類

LAN(Local Area Network)

LANは、建物の中や家庭など、比較的狭い範囲でコンピュータを接続する仕組みです。
家庭内で数台のPCやスマートフォンをルーターにつなぐのもLANの一例です。
企業では、数百台のPCやサーバをつないで業務を効率化します。

WAN(Wide Area Network)

WANは、離れた拠点同士を結ぶ広域ネットワークです。
LANをつなげて大きなネットワークを作るイメージで、通信事業者(NTT、KDDI、ソフトバンクなど)のサービスを利用して構築されます。
たとえば、本社と全国の支店をつなぐ企業ネットワークがこれにあたります。
試験では「LAN同士をつなぐのがWAN」という理解がポイントです。

インターネット

インターネットは、世界中のLANやWANを相互に接続した巨大なネットワークです。
特定の中央管理者が存在せず、無数の組織や個人がそれぞれのネットワークを運営しながら、相互に通信できるよう設計されています。
私たちはPCやスマートフォン、タブレットなど、さまざまな端末を使ってこのネットワークにアクセスしています。


イントラネット

イントラネットは、企業や学校などの組織内だけで使われる閉じたネットワークです。
通信の仕組みはインターネットと同じで、TCP/IP(通信プロトコル)やWeb、メールといった技術が利用されています。
ただし外部から自由にアクセスできないよう、ファイアウォールで保護されているのが特徴です。
社内専用のWebページやメールシステムなどが、イントラネットの代表的な活用例です。

インターネット=「世界規模で開かれたネットワーク」
イントラネット=「企業や学校など組織内限定のネットワーク」

◆まとめスライド

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